バイオリンに向いているのはどんな人?

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誰でも同じようにできそうにないように見えるので、技術が必要なバイオリンの習得などには、向き不向きがあるのでしょうか。

「バイオリンを演奏する素質や才能があるかどうか?」

「バイオリンに向いているか?」

というのは、これからバイオリンを習ってみたい本人や、子どもを教室に通わせようかと考えている親御さんたちの気になることかもしれませんね。

 

今回は、バイオリンにどんな人が向いているかについて書きたいと思います。

天才が当たり前ではない

会場

会場

テレビなどで話題になるバイオリニストは、天才などと言われている人が多く、コンサートで活躍するバイオリニストも、プロフィール欄には、「〇〇音大を首席で卒業」「コンクール1位」などと書かれています。

このような第一線で活躍している人たちは、もちろんバイオリンの才能に恵まれた人だと言えます。

有名な人の経歴などを参考にしてしまうと、良い成果を残してきた天才たちのようでなければバイオリンが上手に弾けないかのような、極端な見方になることもあり得ます

 

実際には、最前線で活躍するほどの腕前の人ではないとバイオリンを弾けないのかというと、そうでもありません。

アマチュアオーケストラの団員をしている人や、音大を卒業した人、趣味で弾いているという人たちの中にも、上手な人は大勢います。

目標を考えてみよう

バイオリン

バイオリン

バイオリンを習う場合、目標をどこに設定するかによって、取り組み方が変わってくるでしょう。

もし、音楽の演奏のプロ、ソリストとして活躍したい場合には、皆よりも秀でた部分が必要になってくるでしょう。

音楽講師になるにも、ある程度の腕前が求められていきますが、プロの演奏の極め方まではしなくても良かったりします。

アマチュアオーケストラを楽しむにも、下手ではできません。中には、プロ並みに上手な人もいます。

趣味でちょっと弾いてみたい、音楽を楽しみたい、という場合には、特別な才能は特に必要がないことが多いです。

 

何を目指していて、どれくらい上手になりたいのか?」と考えてみると、早い段階から努力を傾けることができますし、必要以上に高い目標がなければストレスも少なくてすみますね。

才能のある人とは

演奏

演奏

音楽の才能、バイオリン向きの才能のある人は、習得が早いです。また、練習を続けることができる能力も才能です。

音程を正しく取ったり、曲の雰囲気を感じとって表現する力だったり、メロディを覚えるのが上手だったり、リズム感が良かったりと、早い段階から、上手な部分が出てきます。

 

最初にバイオリンの音を出す時にも、きれいな音が出るまでに時間がかかる人と、短い時間で先生のお手本を参考にして上手に音を出してしまう人と、それぞれです。

 

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とはいえ、まだ小さな子どもの場合、はじめからできなくても、教えてもらったり繰り返し練習することで、ぐんぐん技術や感覚を習得できます。

それで、子どもの場合、「飽きたり嫌になったりせずに続けることができるか?」のほうが、大きな差がついていきます。

続けることができるか?

飽きっぽい子どもでも、好きなことや面白いことになると集中力を発揮します。

音楽が楽しい、音が出て、思うようにできるようになっていくのが面白いと感じることができれば、続けていきやすいでしょう。

元々上手か?ということよりも、面白い、やってみたいと思えるのも、向き不向きに関係してくると思います。

大人の場合

ピアノ

ピアノ

大人が新しく楽器を習う場合、向き不向きで考えると、ピアノやギター、吹奏楽や合唱などを習ったことがある人のほうが、バイオリンの習得も早い傾向にあります

楽譜が読めたり、音程の違いが聞き分けられたり、曲調をつかむ感覚をすでに鍛えられていることが多いからです。

ギターを弾ける人は、弦を抑えることに慣れているので、バイオリンにも親しみやすいと思います。

ただし、音楽経験者が皆バイオリンに向いているかというと、そうとも限りません。

音楽経験者でもバイオリンに向かない場合

「バイオリンを持って構えてみると、どうにもこうにもしっくりこなくて、嫌になる。」

という人は、長く続かないことがあります。

バイオリンを弾く姿勢は、はじめのうちは肩が凝ったりしやすく、結構難しいです。

 

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ほかの楽器をしたことのある人は、新しく楽器を弾く時のコツもつかむのが上手なことが多いですが、以前の楽器が上手なことがわざわいして、バイオリンではうまく弾けないことが苛立たしく感じてしまうのです。

全くの初心者ならば、そんなものだと思えたかもしれませんが、別の楽器で上手に弾けることとのギャップで、とても下手で才能がないように感じてしまうかもしれません。

もったいない話ですね。

バイオリンのビブラートにしても、ある程度弾きこまないとなかなか習得できないので、根気強さが求められます。

 

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バイオリンに向いている性格

【性格】

・ 根気強い

・ バイオリンが好き

・ 歌や音楽が好き

・ 練習をする努力をする

これらの傾向があると、バイオリンが弾けるようになると思います。

バイオリン向きの才能

【才能】

・ 音感が良い

・ 指先が器用

・ リズム感が良い

・ 感情表現が上手

などです。

まとめ

ある程度の才能のある人でも、練習しないとうまく弾けるようにはなりません。

自分がバイオリンに向いているかどうか知るには、一度楽器に触って音を出してみるのが近道です。

「最初にどんな音が出たか?」

「バイオリンの音色が好きか?」

「練習していきたいと思ったか、それともキツイと思ったか?」

いろんなことに気がつけることでしょう。

バイオリンを持っている友達や親戚に弾かせてもらったり、体験レッスンに参加してみると、バイオリンについてもっとよく知ることができますよ。

 

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