バイオリンを弾くとアゴにアザができるの?

バイオリン 演奏・上達方法
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バイオリンは、顎(あご)ではさんだ姿勢で弾く楽器なので、一生懸命に弾いたあとには、顎の下のところがあざのように少し色が変わってしまうことがあります。

名探偵の人であれば、初めて会った人でも、左顎の下のところの皮膚の色が少し変わっているのを見て、

「この人は、バイオリンを弾く人でしょうね」

と推測できるかもしれません。

もちろん、このバイオリンでできるアザにも個人差があって、バイオリンの持ち方や姿勢、演奏スタイル、演奏する頻度やかける時間、通算バイオリン歴などの量に応じて、アザがあったり濃さの違いがでてきます

この顎のアザは、しばらくの間演奏しなくなると、自然に薄くなって消えていきます。

今回は、バイオリンを弾くときにできる顎のアザについて書きたいと思います。

正しい姿勢で弾くと体を痛めにくい

どんなスポーツや楽器の演奏にも言えることですが、正しいフォームだと、疲れにくく、体の部分を痛めたりしにくいです。

バイオリンの場合、日常ではしないような特殊な姿勢を取るため、いい加減に取り組んでいると、肩や腰が痛くなったり、顎や歯が歪むなどの支障が出かねません。

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バイオリンの演奏には、楽器を顎で挟んでいるイメージが強いですが、実際には全身を使って支えていて、体の軸がしっかりしていると、顎にかかる負担を軽減できます

まずは、正しい姿勢で弾けるように習得したいですね。

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正しい姿勢で弾いてもアザはできる

正しいフォームの方が体やアゴの負担が少なくなるとはいえ、顎のあざができるのを完全に防ぐことは難しいです。

バイオリンを乗せて支えているだけでも、それなりに皮膚に圧力がかかり、常に肌に触れていると、赤くなったりします。

この赤みは、しばらくすると消えてしまうことが多いです。

さらに、演奏が長時間だったり、力が加わると、軽く内出血気味になって、紫がかった色になったりします。これが、アザと言われるものだと思います。できるだけ、小休憩を入れながら練習すると、アゴのところの負担も減らすことができるでしょう。

とはいえ、長い時間練習したり、連日練習すれば、やはりアザができやすくなります。

それほど気にならないことが多い

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バイオリンの弾き手としては、顎の下にアザができても、鏡で見ないと確認できません。たとえば、手に何かできると、よく目に入りますが、顎の下の場合、普段自分から見えないので、アザがあってもそれほど気にならないことが多いです。

また、顎の下なので、顎の影に隠れて、目立たないこともあります。

「あれ、影かな?アザかな?」

というように、はっきりしないため、気がつかれずに済むこともありますよ。

また、わざわざ注目しなければ、バイオリニストの左顎の下にアザがあることを知らなかったり、見えない人も多いでしょう。

実際に、テレビで見るバイオリニストや、コンサートなどで、演奏者の顎のアザが気になったことはありません。

アザになりにくくする工夫

・体に合った肩当てを選ぶ

・顎と楽器の間に布をはさむ

・こまめに休憩を入れる

・正しい姿勢で演奏する

などができると思います。

肩当てが合っていないと、楽器を持つバランスが悪くなり、支えるためにより強く顎ではさむことになると、アザが濃くなったり、体が歪んだりしやすいので、あまりよくありません。

軽くて、体に自然とフィットするような肩当てだと、楽器を支えやすいと思います。

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また、プロのプロのバイオリニストがしているのを見たことがありますが、顎と楽器の間に布をはさむことで、お肌への刺激を和らげることができるかもしれません。

布を当てると、汗を吸ってくれるので、ツルッとすべったり、楽器に汗がついて傷んだりするのを防ぐこともできます。

こまめに休憩を入れたり、正しい姿勢で演奏できるようにすると、体への負担を軽減できるので、バイオリンを長い期間に渡って楽しみやすくなることでしょう。

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まとめ

左あごの下のところが赤かったり少し黒ずんだようになっている人がいたら、ひょっとするとバイオリンを弾く人かもしれませんね。

たくさん練習する人にできやすいのですが、わざわざアザがあって得になることはないので、顎に力が入らないようにしたり、休憩を時々入れるなどして、なるべく顎に負担がかからないように気をつけながら練習できるといいですね!

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