バイオリンの右手と左手のバランス

バイオリン 演奏・上達方法
バイオリン
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バイオリ二ストは、素早く左手の指を動かして早いパッセージにも対応しているので、左手が器用な印象をもっている人は多いと思います。
左手はもちろん重要で、音程を正確にとったり、ヴィブラートをかけたりと、忙しく働きます。

一方、弓を動かす右手では、音の強弱や音楽の表情を出すことができるので、左手と同じかそれ以上に重要です。

 

今回は、そんな右手と左手のバランスについてまとめていきたいと思います。

左手の動き

ピアノの左手に注目すると、バイオリンの音を左手がメインで出しているように見えるのですが、実際には両方がバランスよく動いたときに、綺麗な音が出ます。

左手は、音程をとったり、ビブラートをかけるときには、特に大切です。

音程をとる

左手は、弦を指で押さえて、正確に音程を取るために重要な役目を持っています。

音階練習は、まず左手で音を正確に取れるようにするための練習です。

指の幅の取り方などは、練習で感覚をつかみますが、しばらく放っておくと感覚が鈍くなっていくので、定期的な練習が必要です。

 

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ビブラート

ビブラートは、左手の動きが関係していますが、それは指先だけではなく、ひじや手首全体から動かすようにして作ります。

はじめは、いびつにしか揺らせませんが、だんだんと、細かなビブラートからゆったりとしたビブラートまで、いろいろと表情を変えていくことができるようになります。

 

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ビブラートのかけ方が上達すると、ゆっくりとした曲も単調にならず、味わい深い雰囲気が出るようになっていきます。

広く親しまれているメロディーをカッコよく弾くには、ビブラートのかけ方の違いも影響してくるでしょう。

楽器を支える

弦を押さえていないときも、楽器が落ちないように左手で支えています。

楽器を程よく支えつつ、なめらかなビブラートをかけるのは、技術が要ります。

 

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右手の動き

主に弓を動かして音を出すようにします。

弓の動かし方で、音の雰囲気がガラリと変わるので、右手で音を出していると言っても大げさではないくらいです。

速く、小刻みに動かすのも技術が要りますし、ゆっくりのびやかに弾くのも簡単そうに見えて難しいです。

角度も重要

弓のように、長いものを扱うのには技が必要です。

少しの角度の違いでも、長く弓を引いていくと、大きくズレていくことになります。

弦に対して90°

バイオリン

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一つ目の重要な角度は、弦の方向に対して弓が垂直を保っているかどうかです。

もしも角度が違うと、どんどん弦にあたる部分が指板の方にズレていってしまい、かすれたような音になっていってしまいます。

その弓の角度を保ったまま腕を下ろしていくと、その姿勢を保つのがキツく感じます。

 

バイオリンを習い始めの頃は、いままであまり使ってこなかった筋肉の部分を使うので、ちょっと筋肉痛になるかもしれません。

慣れてくると、自然にできるようになり、筋肉痛にならなくなりますので、習得できるまでの辛抱です。

弾きたい弦に当たる角度

バイオリン

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2つ目の角度は、ちょうど良い弦に弓の毛を当てるための角度です。

この角度を保たないと、となりの弦に触れてしまって、違う音が出たり、キーとか色々と綺麗ではない音が出てしまいます。

腕が疲れてくると、知らずのうちに下がってきてしまいがちなので、意識的に弦に当たる角度を保つようにしましょう。

 

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右と左のバランス

音程をとる左手には、細かい動きをするという印象がありますが、右手の弓さばきも、繊細な動きとダイナミックな動きの両方の使い分けがあります。

 

結局のところ、左右のどちらも大切です。

速くて細かな動きのパッセージを弾くときに、右手と左手のタイミングがずれてしまいやすくなります。左手でちょうどおさえている時に、タイミングを合わせて右手で弓を動かして弾けると、キレイな音になります。

一音一音、右手と左手が協力し合っていく必要があります。

どちらが欠けてもうまくいきません。

 

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まとめ

左右のバランスによって、上手に弾けるようになっています。

音階練習をすると、左手で音を正確に取れるように練習すると同時に、右手の弓の使い方の訓練にもなります。

音階練習は、音程を取るだけでなく、総合的にバイオリンの技術を身につけるのに効果的なので、短い練習時間の中でも取り入れるのがおすすめです。

 

右手と左手が上手に連携したときに、難しい曲も弾けるようになるので、弾けたときの達成感もひとしおです。

 

左右の手と、体全体を使って、いい音楽を奏でたいですね!

 

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