バイオリンの音色は表現が豊か

バイオリン 演奏・上達方法
バイオリン
記事内に広告が含まれています。

「バイオリンのどこが好きですか?」と聞かれたら、たぶん「音色」と答える人も多いことでしょう。

色々な種類の楽器がある中でも、バイオリンの音の響きはカッコイイと思います。

小さい頃、バイオリンの演奏を聴いたり見たりしたときに、「すごいな〜」と、とても印象に残っています。

 

他の楽器もみな、良さがあるものの、それに気がつく前にバイオリンの演奏を聴く機会があって、先にバイオリンが気に入ったのでしょう。

弓をこすって音が出る仕組みにも、とても興味を引かれました。

 

他の楽器も良いとはいえ、バイオリンはとりわけ表現豊かに演奏できる楽器ではないでしょうか。味と深みのある音が、人の心を惹きつけます。

また、よく人の声や歌声のようにいろいろと表現できると言われます。

弾き手の個性も出ますし、喜怒哀楽など、様々な感情を表すことができるからです。それは、演奏者の技術と芸術の見せどころでもあります。

 

※ 歌とバイオリンの関連記事

歌が上手な人はバイオリンに向いている?

 

今回は、バイオリンの音色について書きたいと思います。

バイオリンは自由度が高い

気球

気球

自由に表現しやすい理由のひとつとして、音程を自由に取れることがあります。

もちろん、バイオリンの曲には楽譜があって、ドレミファソラシドと、そのシャープとフラットという、ピアノと同じように、弾く音の種類は決まっているのですが、バイオリンの場合は、微妙な音の違いを出せてしまうのです。

 

例えば、長調でシャープが出てきたら、少し高めに音程を取る方がキレイに聞こえたり、単調だったら、フラットの音を少し低めにとったりすることがあります。

ふつうに聞いていると、ピアノの音階のように、ごく普通に弾いているように聞こえますが、実際には、少し違った音になっているはずです。

音の周波数を正確にとらえるならば、わずか数ヘルツの違いとして出てくると思います。

それだけ、曲の雰囲気を自由に調節しやすくなっているのです。

 

※ 関連記事

バイオリンの音階練習してますか?

チューナーアプリはあると便利

ビブラートをかけられる

音の揺れを、ビブラートとして表現することもできます。

これは、ピアノにはない表現方法です。

少し音を揺らすことで、音に深みをつけたり、やわらげたり、盛り上げたり、なめらかにしたりすることができるようになります。

 

ビブラートで音を揺らす感覚も、ゆっくりにしたり早くしたり、演奏者のイメージの思いのままに変化させることができます。

これによって、音の表現がぐっと広がることになります。

バイオリンを習いたての頃は、ビブラートがなかなかできませんが、慣れてきたらぜひビブラートができるように練習していくと、いろんな表現ができるようになって、バイオリンを弾くのがもっと楽しくなることでしょう。

 

※ 関連記事

ヴィヴラートができるようになるまで

楽器の違い

バイオリン

バイオリン

バイオリンは奥が深いな、と思うのは、楽器の個性もあるからです。

有名なストラディバリウスの楽器だと、音が違うと言われています。

ほぼ同じ大きさ、同じ構造なのに、音の深みや音色が違うなんて、不思議ですね。

 

また、価格の幅も大きくて驚きます。一般の人には手に入らないものもあります。

そこまでのビンテージものではなくても、「良い音の出るバイオリンで演奏してみたいな〜」と憧れてしまいますね。

楽器の音は、演奏者の技術によるところが一番大きいですが、楽器によって音が変わるということはあります。

弓を変えたら、とても弾きやすくなったことがあるので、楽器や弓をよくすることで上達が早くなることもあると思います。

 

良い楽器があるに越したことはありませんが、とくに高級な楽器ではなくても普通に練習できますよ。

 

※ 関連記事

バイオリンの選び方ー高級バイオリンと安価なバイオリン

弓を良くすると音はどのくらい変わるか?

感情を込める

演奏

演奏

バイオリンを弾くにあたって、「演奏することに集中して入り込めるか?」「恥ずかしがらずに表現できるか?」によって、聴こえ方が全然違ってきます。

「ちょっとカッコつけすぎかな?」とかを考えていると、中途半端な感じで味気なくなってしまうことがあります。

しっとりと伸ばしたり、おもいっきて飛びはねる音にしたり、ぐっと低音を響かせたりするときに、こんな風に弾こう!とイメージすると、そのように近づいていきます。

 

いろんな風に表現できるからこそ、どう表現したいのか、よくイメージしておくことが大切だと思います。

バイオリンの演奏中は、左手の指づかい、弓のアップダウン、音の音程のほか、音の強弱や感情のこめかたなども考えるとなると、とても集中力が要ります。

音程を取るだけで必死のときには、どうしてもぎこちなさが残ってしまうので、イメージ通りに弾けるようになるまでには、よく練習して、楽にそのパッセージを弾けるようにしておくようにしておきたいものです。

練習して技術が身につくと、いろんな表現ができるようになるでしょう。

表現に磨きをかけたいなら、地道な練習も必要です。

 

※ 関連記事

イメージトレーニングは上達の近道

バイオリンの右手と左手のバランス

まとめ

「バイオリンで自由に色々と表現できたら、どんなに楽しいだろうな〜」

と思います。難しいパッセージなどは、自分で弾けなくても、プロの演奏を聴くのもきっと心を打たれますよ!

 

※ 関連記事

バイオリンとピアノではどちらがより難しいの?

弾いてみたいバイオリン曲

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました