音楽を習うにあたって、バイオリンを習うか、ピアノを習うか迷うことがあるかもしれませんね。
どちらかを弾けるようになってくると、もう一方も弾きたくなることもあります。
ないものねだりというわけではないのですが、バイオリンとピアノの両方とも音楽を演奏することができますが、得意な分野が違います。
のびやかな音を表現できるバイオリンと、幅広い音域で和音を組み合わせて演奏できるピアノのお互いの長所が、どちらも魅力的に感じるのです。
※ バイオリンとピアノの難しさについての記事
今回は、バイオリン弾きが憧れる、ピアノの魅力について書きたいと思います。
バイオリンとピアノ

例えば、バイオリンから習い始めたとすると、バイオリンは1人で弾くよりもピアノと合わせて弾くことが多いです。
レッスンでは、先生がピアノで合わせてくれることもあります。
バイオリンのCDを聴くにしても、ピアノと合わせて弾く曲が多いので、自然と上手なピアノの演奏を一緒に聴くことになり、ピアノにもしだいに興味がわくようになるのです。
バイオリンの場合、オーケストラと一緒に演奏することも多いのですが、練習で常にオーケストラと合わせることはできないので、オーケストラ部分をピアノ一台で伴奏として書き起こされています。
一人でオーケストラ部分を表現できるピアノというのは、本当に可能性の大きな楽器だな、と思います。
ピアノの上手な友達が欲しくなる
バイオリンは、一人でも弾けますが、ピアノやギター、他のバイオリンやヴィオラ、チェロなどと合わせると楽しさが倍増します。
(関連して、「バイオリンと合わせやすい楽器は?」の記事もどうぞ。)
これは間違いないです。
アカペラで歌うのと、カラオケのように伴奏付きで歌うとの違いのような感じです。
聴く人も、複数の人数で演奏するもののほうが、楽しく感じます。
普段の練習は一人でするので、他の人と一緒に合わせることができる機会はそう多くありません。
レッスンの時も、先生はバイオリンの先生なので、ピアノ伴奏に専念できるわけではありません。
(ピアノの上手な先生でも、ピアノを弾きながらバイオリンを教えるのは難しいです。もちろん合わせてもらえるときもありますが、本来、本格的にバイオリンを習う場合、ピアノ伴奏者を連れてきて、バイオリンの先生にレッスンしてもらうくらい、ピアノ伴奏というのは大変な作業なのです。)
実際に、ピアノパートの方が演奏が難しかったりします。バイオリンが入る前の前奏から始まり、間奏があったりするので、ピアノには休みがありません。
※ バイオリンの先生についての記事
伴奏はなかなか大変な作業なので、気軽にピアノ伴奏をお願いしにくいのです。
だんだんと、バイオリンを続けていくうちに、親切なピアニストと一緒に演奏できる機会ができると思いますが、それは本当に貴重な経験です。
上達の近道

誰かと一緒に演奏してもらえるなら、きっと上達が早くなります。
自分のクセに気がつくきっかけにもなりますし、一緒に演奏することで実力以上の今まで以上の演奏が引き出されることもあるので、それは貴重な財産です。
また音楽を続けたいという原動力にもなりますね。
相手があることなので、時間を無駄にしないように集中できて、短時間でも普段の練習を長くするよりも飛躍的に伸びることがあります。
いい音楽友達ができるといいですね。
※ 演奏会についての記事
自分もピアノが弾きたくなる
自分でバイオリンとピアノの両方を同時に弾くことはできないのですが、ピアノのきれいなパートを自分も弾いてみたくなる時があります。
バイオリンと合わせてもらいながら、集中してピアノの演奏を近くで聴くと、ピアノの魅力に新たに気がつくのです。
本当は、ピアノの方が向いている人であれば、ここでピアノには転身してもいいのではないかと思います。
わたしの場合、バイオリンのほうが今のところ楽しいので、続けるのはバイオリンの方がいいな、と思っています。
本格的にピアノを弾くのでなければ、電子ピアノだと、気軽に楽しめる感じがします。
電子ピアノの使い道
最近の電子ピアノは、本物のピアノのタッチそっくりなものもあり、ヘッドホンをつければまわりに練習の音を出さずに試せるので、気に入っています。
のびのびと練習できます。
【ヘッドフォン】
ただし、音は出ていなくても、鍵盤を叩くときの振動が床に伝わって響くことがあるそうなので、電子ピアノの下にも防音用のマットを敷いた方がよさそうです。
バイオリンの調弦用の音のラを出すのにも使えます。
ピアノの弾ける友人が来たときに演奏してもらえますし、一緒に合わせてもらうこともできるので、バイオリンを弾く人も家にピアノがあると何かと便利だな、と感じます。
【電子ピアノ】
まとめ
音楽の楽しみ方は人それぞれですが、演奏って楽しいですね。
ピアノも弾けたらまた楽しみが広がりますが、ちょっと今はピアノが飾りになりかけています。
あれもこれも、、と欲張りすぎると中途半端になってしまうので、これでよしとしています。
ピアノの上手な友達はもっと貴重だな、と思っています。
ピアノが上手とか関係なく、友達は大切にしたいですね。
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