「あんな風にヴァイオリンを弾いてみたいな〜」というイメージや目標や夢があると、練習を続ける力になりますね。
せっかく習うなら、きれいな曲を気持ちよく弾けるようになりたいものです。
はじめのうちは、基礎練習や、簡単な曲を弾くことになりますが、きれいな音が出るようになるまでは、こうした地道な練習もすることになります。
また、音階練習は、初心者を卒業して上手になっても、引き続き必要になるでしょう。
※ 関連記事
よく、ノコギリを引いたような音がするという形容をしますが、弾き方によっては恐ろしい音が出てきたりします。
※ 関連記事
たとえ始めたばかりであっても、きれいな心地よい音を弾くイメージをもって臨んだほうがいい音が出る傾向があります。
今回は、イメージトレーニングについて書きたいと思います。
イメージのちから
ヴァイオリンを弾きたいと思ったきっかけに、
「良い演奏やかっこいいヴァイオリンの曲を聞いたから」
という人はきっと多いはずです。
小さい子どもでも、はじめてヴァイオリンの演奏を見るか聞いたりしたのをきっかけに、
「やってみたい!」
となった子もいるでしょう。
そのように、「いい音だな〜!」という経験があって、良い音をイメージできると、「弾いてみたい!」という大きな原動力になります。
弾き方を習う前に、いい音楽を聴くことから始まっていると言っても過言ではありません。
好きなことだと、難しいことであっても集中力が続きますし、意欲がわくというには、不思議なものですね。
CDやストリーミングでいろんな曲を聴こう
ヴァイオリンを弾くのも楽しいですが、いい演奏を聴くのもいいものです。
クラッシックのCDを出している演奏家は、本当に上手な人ばかりなので、CDを何気なく聴くのもいいのですが、じっくりと聴くと上手さがさらによくわかります。
そして、その曲を自分でも同じように弾いてみようとするときに、CDで聴いた演奏家が難しい部分も、いかに高い技術をもって弾いていたかがわかるのです。
どのCDを買ったら良いかわからない時には、ジャケット買いをするのも一つの方法です。
CDを出しているクラッシックの演奏家はほとんど上手です。細かな作風の違いは、聴きながら耳を養っていけばよいと思います。
あるいは、月額制で聴き放題になる、ミュージックストリーミングのサービスで、いろんな曲を聞いてみるのも良いと思います。
練習の前にイメージする
楽譜をよんでイメージするのがプロだと思いますが、なかなか楽譜だけだとどんな曲かわかりにくいときには、CDなどの演奏を聴いてイメージできます。
実際に楽器で弾いていないときでも、自分の中で声を出さなくても歌うようにしてイメージすると、その後の練習がスムーズになります。
※ 歌の関連記事
「こんな風に弾きたい!」という思いがあると、不思議とそういう雰囲気に近づいていきます。
逆に、よくわからずに弾くと、聴いている人もよくわからないまま終わります。
同じ音を出すにしても、強さ、速さ、息づかいで音が変わってくるのが、バイオリンの面白さでもあります。
※ 音色の関連記事
コンサート
CDを聞くこと以上に勉強になるのが、コンサートに行って、生演奏を聴くことです。
(関連して、「クラッシック音楽は眠くなる? 生演奏を聴いてみると違いがきっとわかる」の記事もどうぞ。)
会場で聴くと、聴く側も集中度が変わりますし、演奏者の息づかいを観れることは大きいです。
表情豊かに演奏する様子に、ひとつのバイオリンという楽器だけでこれだけの表現ができるのかということに驚きますし、もっとバイオリンが好きになります。
クラッシックは、静かでおとなしいイメージがありましたが、実はかなりエネルギッシュで元気を与えてくれるものなんだな、ということもわかり、いい意味で予想がはずれた経験があります。
生演奏を聴くことは、本当に上達の近道です。
まとめ
練習の際には、演奏をじっくり聴いたり、楽器を持たずに自分の中で曲を歌ってみてイメージする時間をとることも、上達につながるな、と感じています。
スポーツもそうですが、失敗ばかり心配せず、上手にできているところを想像していると、実際にそのように近づいていくものなので、ぜひできている様子をイメージするようにしていきましょうね。
※ イメージと上達の関連記事
コメント