クラッシック音楽は眠くなる? 生演奏を聴いてみると違いがきっとわかる

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クラシックの音楽を聴くという話になると、「眠くなるから聴かない」という意見に出会うことがあります。

「眠い」とか、「つまらない」音楽だと思われているようです。

好き嫌いがあるはその人の自由ですが、ひょっとしたらクラシック音楽を誤解して眠くなると言っている人もいるのではないかな、と思っています。

 

今回は、クラシック音楽が眠いと言われる原因とクラシックの魅力について書きたいと思います。

クラシック音楽へのイメージ

堅苦しい? → 慣れれば心地よい

「コンサートホールで、演奏中にセキ払いをしてはいけないとか」「拍手は曲が終わってから」といったマナーを聴くと、とても神経質なものに感じてしまうのかもしれません。

実際には、皆が気持ちよく音楽を聴くことができるようにするための配慮なのですが、堅苦しく感じてしまうなら、もったいないことです。

皆が携帯やスマホをマナーモードにしておくなら、自分の着信音がホール内に響いて気まずい思いをしたり、他の人の出す着信音にわずらわされずに音楽を楽しめますね。

 

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拍手のタイミングは、演奏者の入場、曲の終わり、アンコールなどの時ですが、分からなければ、まわりに合わせれば大丈夫ですよ。

服装は、くだけ過ぎず、ちょっとオシャレな格好がおすすめです。気張らなくて大丈夫です。

 

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また、演奏者たちはにこやかに弾くというよりは、集中して真面目な顔で演奏していることがありますが、これは、全力で美しい音を出すようにしているという結果なのです。

実際にコンサートに行くと、直に演奏者の気迫が伝わってくることでしょう。

静か?→ 迫力がある部分もある

静かなイメージを持っている人もいらっしゃいます。

クラシック音楽にも、いろいろあるので、確かに静かの耳を澄ますこともありますが、非常に迫力と情熱に満ちた部分も多いです。

テレビやCDだと、音量調整ができて、そこそこのボリュームで聴くので気がつきにくいですが、ソリストやオーケストラ団員が本気で演奏するのを近くで見るならば、驚くほど力強さを感じられるでしょう。

 

静かなパートは、強弱のメリハリをつけるために、音量を下げるようにわざと弾いていることがあります。

これは、盛り上がる部分をさらに強調するためでもあります。演奏者も華やかなパッセージが好きな場合は、静かなパートは我慢していることもあります。

実際、曲の最終章の盛り上がりで、居眠りしかけていたのに飛び起きてしまったことがあります。

 

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とはいえ、曲のテーマがあって、静かに穏やかな様子を表現する曲は、確かに静かでゆったりとした感じになると思います。

1曲が長い!→ 曲にストーリーがあって面白い

楽譜

楽譜

クラシック音楽は、1楽章、2楽章、3楽章とセットになって一曲になっていたりします。

全部終わるまでに20分、30分とかかることもあり、疲れてくることもあります。

大抵の曲は、「親しみやすいメロディの部分」と、「ゆったりとした部分」「軽快で情熱的な部分」で成り立っています。

これは、一つの物語をイメージするような流れがあることが多いです。

 

演奏会では、曲の解説が書かれたパンフレットをもらえると思うので、それを読んで聴くと、なるほど、という感じがして面白いですよ。

一曲を通して聴くと、激しい部分だけでなく、ゆったりとしたパートも入っているので、心地よく疲れにくいようになっています。

知らない曲だと、良さがわかりにくいこともありますが、何度か聴くうちに、じわじわと良さがわかることもあります。

 

ソリストのいる協奏曲などでは、初めて聴いても、「これはすごい!」「カッコいい!」と自然に感じられると思いますが、どれだけ気に入ったり楽しめるかは人によって違いますね。

作曲された年代などで、メロディが親しみやすいものと、わかりにくいものがあったりします。

どの曲を聴いたかで、クラシックへのイメージも変わってくると思います。

人間味を感じると面白い

歌う

歌う

クラシック音楽の演奏者も人間なので、個性が出ます。

調和よく程よく組み合わさるのが理想ですが、演奏者のキラリと光る技術がでる部分、一生懸命に演奏している姿などを見ると、より親しみを持つことができます。

テレビで見るオーケストラ演奏は、非常に上手で、ミスがないのは素晴らしいことですが、アマチュア楽団で、知っている人が出ていたり、時にはちょっと音がズレかかったりするのも、人間味があり、スリルもあり、なかなか楽しいものです。

かえって、眠くなりにくいかもしれませんね。

まとめ

クラシック演奏会は眠くなりそうだと思うかもしれませんが、実際に行ってみると、けっこう迫力があったり、何だか心地良かったり、爽やかになったり、元気が出たりします。

同じ歌手でも、バラードやポップス、ロックなど、曲調の違うものがあるように、クラシック音楽も時代、作曲家、演奏家などの違いがあります。

聴く人の好みや、演奏会の曲目によっては、すぐには良さがわかりにくいこともありますが、クラシック音楽は幅が広いので、一度や二度のとどまらず、音楽の良さを味わうのを諦めないようにしてもらえたらな、と思います。

 

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