バイオリンは、ソリストが華やかに演奏するイメージもありますが、誰かと合わせて演奏するのにも向いている楽器です。
音の幅が広がって、バイオリンの良さがよりわかるようになるからです。
合わせる楽器は、同じようなバイオリン系のバイオリンやビオラ、チェロだったり、ピアノやギターとも合わせやすいです。
一緒に演奏すると、とても盛り上がります。
今回は、バイオリンと合わせやすい楽器について書きたいと思います。
ピアノ
バイオリンソロの曲でも、ピアノ伴奏とセットになっているものが多いです。
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本来、オーケストラとバイオリンのソロが合わせて弾くバイオリン協奏曲でも、オーケストラ部分をピアノアレンジにして弾いてもらうこともできます。
毎回オーケストラ団と一緒に練習するのは大仕事なので、ピアノ伴奏があると助かります。
それにしても、ピアノ一台でオーケストラパートを弾けてしまうなんて、素晴らしい楽器ですね!
ピアノは、音域が広く、バイオリンより低い音が出せるので、ベース音としても良いですし、バイオリンの休符の部分や長く伸ばす音の部分では、ピアノパートの聴かせどころになったりして、バイオリンとうまく合わさると、とても心地よい演奏になります。
バイオリンがピアノと一緒だと、より華やかに、また、よりバイオリンの音が引き立つような気がします。
バイオリンを習うなら、ピアノの上手な友達は貴重です。ピアニストの側も、一緒に弾くことを喜んでくれていると嬉しいですね。
【有名なバイオリン曲の楽譜 ピアノパート付き】
バイオリンの有名な曲は、すべてピアノ伴奏の楽譜もセットになっています。
発表会や、友人達と演奏を楽しむときに向いている曲もあると思います。
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バイオリン属の楽器
もう一つのバイオリンとのデュオ、ビオラとの二重奏、バイオリン2本とビオラ、チェロを一本ずつ交えて4人でカルテット(弦楽四重奏)など、いろんな種類があります。
同じバイオリン属同士、音のハーモニーがきれいで、うまく馴染むととても美しい音色になります。
ハモったり、かけ合いがあったりして、面白いです。
【バイオリン二重奏】
バッハのバイオリン二重奏曲は、オーケストラと合わせる協奏曲でもあります。
鈴木メソードの教本にも一部分含まれているので、練習したことのある人も多いと思います。実際にもう一つのバイオリンと合わせて演奏する機会があると、より楽しめます。
No.908 バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
【弦楽四重奏曲】
モーツァルトのアイネクライネナハトムジークは、弦楽四重奏の曲です。
明るい曲調で親しみやすいです。4人のメンバーがそろうのはなかなか難しいですが、共演はソロとは違う良さがありますね。
ギター
バイオリンと同じく弦楽器ではありますが、ギターは弾いて音を出すしくみになっているので、どちらかというとピアノに近い感じです。
バイオリン属同士だと、アカペラでハモって歌うという感覚に近いですが、ギターの場合は、ピアノ伴奏をつけてもらうことに近いように思います。
ギターとバイオリンも、合わせやすい組み合わせだと思います。
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合わせにくい楽器
トランペットなどの管楽器は、あまり合わせるのに向いていないと思います。
どちらも主旋律を弾こうとすると、音がぶつかり合ってしまうからです。
オーケストラと管楽器といった組み合わせや、吹奏楽に、ベース用のコントラバスといった組み合わせは、わりとうまくと思います。
うまく合わせるには工夫が要りますね。
まとめ
バイオリンは、一人で弾いても、誰かと合わせて弾いてもとても楽しい楽器です。
良い演奏仲間が見つかるといいですね!
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