バイオリンを弾けるようになってからギターを始めて難しいと思ったこと

ギター 演奏・上達方法
ギター
記事内に広告が含まれています。

バイオリンとギターでは、弦楽器として似ていることもありますが、楽器の大きさ、弦の本数、弓を使うか指を使うかなど、違いがいろいろとあります。

バイオリンは、歌うように美しく音楽を奏でることができ、音にさまざまな変化をつけることができます。ゆっくり弾いても、速く弾いても、単音も和音もカッコ良い表現がたくさんできます。

ギターでも歌うことはできますが、ギターの魅力は、6本の弦を使って表現できる和音が多いことやバイオリンにはない低い音域を出せること、ギター1本で伴奏、メロディ、あるいは両方を弾くことができるということ、バイオリンとは違う音色が出せることなどがあります。

ギターも弾けるようになりたいと思い、練習しています。

今回は、ギターの練習をしてみて難しく感じることについて書きたいと思います。

バイオリンとギターが違って難しいところ

楽器の違いによる物理的な難しさと、表現方法の違いによる難しさがあります。

フルサイズのギターは、バイオリンに慣れているとかなり大きく感じます。ギター弦は太くて痛くなったり、フレットとの間隔が広くて指が届かないという問題が出てきます。

右手のタッチや、ストロークも、難しく感じました。

とはいえ、バイオリンにはできない表現ができたり、新たな技術を習得できる楽しさもあります。

ギターを始めて難しかったこと】
・ギター弦のほうが指先が痛くなる
・ギターのほうが大きく、指が届きにくい
・開放弦の音が違うので、左手のフレットの押さえ方を新しく覚える必要がある
・ギターでの右手のタッチ
・ギター曲、ギターでどんな表現ができるかという知識が少ない
・コードの勉強
・ストロークのリズムをつかむこと
など

楽器の大きさや構造の違いによる難しさ

ギターでの表現をどうするかということを考える前に、まず指先の痛さや指を広げることに慣れるための練習期間が必要です。

音楽センス、ギターセンスを考える前段階で、ギターという楽器を自分に馴染ませる段階が必要だと感じました。

慣れると指の皮が厚くなって痛く感じなくなっていきます。自分の体をギターに順応させるための練習は、できるだけ毎日ギターに触れて練習することです。

なかなかギターの良さが分からなかった時期がありますが、理由はきっと、この練習を途中でやめていたからです。

この地味に思える段階を過ぎると、ギターの練習がもっと楽しくなってきました。

右手のタッチは、自分の手なのに上手にコントロールするのは難しいです。

バイオリンでは、弓を使い、場合によっては高級弓が必要でさらに定期的に毛替えも必要ですが、ギターは自分の手を使えるので、手は高級弓ほどの価値を出せると考えて、頑張ろうと思っています。

表現の違いによる難しさ

コードとストロークを覚えると、ギターで表現できることが増えます。

バイオリンでは意識していなかった分野なので、ギターを練習していると勉強になります。コードが分かるようになると、わりと早く曲の雰囲気をつかんだり、メロディーに合わせてアレンジしていくことができ、表現の幅が広がります。

これまで、バイオリンの曲が好きで、バイオリンの音に集中して聴くことが多かったので、ギター曲、ギターの表現をよく知るため、ギター曲をいろいろ聴くようにしました

上手なギター演奏を聴くと、ギターが弾けるようになりたいというモチベーションが上がりますし、イメージトレーニングにも役立っています。

ギターにも、クラシックギター、アコースティックギター、エレキギターなどの種類があり、さらに多岐に渡る音楽ジャンルがあるので、どんな曲を弾きたいのか、好きな曲やスタイルを見つける楽しさもあります。

途中で、いろいろなジャンルに挑戦してみたくなるかもしれませんが、ギターの基本構造や押さえ方は同じで、基礎的な覚えることはほぼ共通しています。

ギター初心者の時点では、バイオリン経験者であっても覚えることが多く、覚えたことはいろんなギタージャンルで活かせるので無駄にはなりません。

 関連記事

イメージトレーニングは上達の近道
「あんな風にヴァイオリンを弾いてみたいな〜」というイメージや目標や夢があると、練習を続ける力になりますね。 せっかく習うなら、きれいな曲を気持ちよく弾けるようになりたいものです。 はじめのうちは、基礎練習や、簡単な曲を弾くことになりますが、...

ギターとバイオリンに共通していていて、習得しやすかったこと

バイオリンを弾けるようになっていたので、習得しやすかったこともあります。練習が進んでくると、バイオリンとギターの経験が両方に生かされていくように感じます。

ギターとバイオリンに共通していたスキル
・チューニング
・楽器の取り扱い方
・弦の押さえ方
・ビブラート
・楽譜を読む力
・音階などの練習
など

※ 関連記事

バイオリン演奏に必要な技術(テクニック)とは?
バイオリンの技法で有名なものに、ビブラートがあります。音が心地よく揺れて、伸びやかな音色になります。 ビブラートができると、初心者を卒業する目安のひとつになるかもしれませんね。 習得できた演奏技法の種類が増えると、曲を弾くのが楽しくなります...
ビブラートができるようになるまで
バイオリンとピアノとの違いに、音をのばせることがあります。 ピアノは、鍵盤を一度叩いてからは、音はだんだん小さくなっていきますが、バイオリンの場合はというと、弓を弾いている間音を出し続けることができ、弓に圧とスピードを加えると、音をだんだん...
チューナーアプリはあると便利
バイオリンを弾く前に、音のチューニングをする必要がありますが、スマートフォンやタブレットに入れたアプリで音を合わせることもできます。 音叉や、専用のチューナーがなくても、スマートフォンを持っているなら、アプリを入れると、すぐに使えて便利です...
バイオリンの湿気対策ー梅雨時のお手入れ方法
湿気の多い梅雨時には、バイオリンのコンディションに気をつける必要があります。 湿度が高い、気温が高すぎる状態は、バイオリンは苦手です。バイオリンと弓は、木材や馬の毛などの素材が使われていて、湿度の影響を強く受けます。 また、真夏の車の中に放...

ギター練習でバイオリンに生かせるところ

ギターでは、6本の弦を使い和音を使うことも多いので、チューニングのずれが目立ちやすくなります。

バイオリンの場合もチューニングはとても大切ですが、開放弦で弾かないときは、弦の押さえ方や位置で調節できる部分もあって、チューニングよりも弦の押さえ方に気をつけることのほうが多かったのですが、ギターも弾くようになって、以前よりもバイオリンのチューニングに気をつけるようになりました。

ギターは、ベース音やコード進行に気を配ることがあり、曲全体の構成を意識する力がつくと思います。

まとめ

最初は、ギターだと指先が痛くなったり、指が届かないなどが難しくて、次は、左手で押さえる指番号などが違うので、どこを押さえたらよいか感覚がなかなか身につかず、はがゆく感じました。

うまく弾けないのが面倒に感じて練習をやめていた時期があります。

バイオリンが弾けるからギターは簡単だということもなく、結構難しいけど、できると表現が広がって楽しくなるという認識で始めるといいと思います。

ギターは簡単だろうと思っていると、挫折感を強く感じやすくなると思います。

練習していくと、バイオリンでも、ギターであっても、できるようになっていくので、楽しいですね。

※ 関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました