ヴァイオリンの維持費用はどのくらい?

バイオリン お手入れ
バイオリン
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ヴァイオリンと聞くと、私も以前そうでしたが、高級なイメージを持っている方が多いと思います。

一般的に、楽器や音楽などに限らず、趣味にはお金がかかることが多いものです。

 

バイオリンの場合、初期費用として、楽器本体と弓の値段が、5万円程〜ほぼ上限なしまでと、幅が広いです。

手の届かないような超高級品もあれば、お手頃なものもありますよ。

(関連して、「バイオリンの選び方ー高級バイオリンと安価なバイオリン」「弓を良くすると音はどのくらい変わるか?」の記事もどうぞ。)

 

その後のメンテナンスや、消耗品の交換などにもいくらか費用がかかります。

今回は、趣味でヴァイオリンをしてみると、どれくらい維持費用がかかるものなのか、簡単にまとめてみたいと思います。

弓の毛替えにかかる費用

弓

定期的に交換が必要で、音の違いが出るのは弓の毛替えだと思います。

消耗して、毛のキューテクルがツルツルになってしまった弓の毛を新しくしてもらうと、格段に弾きやすくなります。

交換の頻度は練習量によって違いますが、趣味でも、よく弾く方は1,2年に一度、たくさん弾かない方でも2,3年に一度くらい替えるといいと思います。

交換してもらうお店や、毛のランクによって価格に幅がありますが、予算は一回5,000円前後を見ています。

 

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弦の交換費用

弦が切れることは、そう滅多にありませんので、弦を長く使うことが気にならなければ、かなり長く使えます。

突然弦が切れてしまうことも起こりえるので、バイオリンケースに予備の弦を1セット入れておくのがおすすめです。

 

【バイオリンの弦セット】

一番細いE線はサビやすく、サビると音の響きが悪くなるので、E線は交換の頻度が高くなるかもしれません。

とくに、ちょっと難しい曲、高い音の多い曲を弾く時には、音がきれいに響くようにE線をサビていないいい状態にしておきたくなります。

E線は、趣味だと、1,2年に一度くらい替えるのが平均的なのかな、と思います。

 

【E線のみ】

弦は太いほうが値段も上がってきます。

ざっくりとみて、弦一本1,000円くらいです。

 

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その他の備品

肩当て

肩当て

肩当て、チューナー、譜面台、布などは、一度そろえると壊れるまでしばらくは買い換える必要はありません。

最初にそろえる時には、それなりにかかりますが、その後の維持費用はゼロです。

ちょっとバージョンアップしてみたい方は、小物の備品を充実させるのもいいですね。

 

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楽器の調整

オールドのバイオリンだと、調整や修理、メンテナンスが必要なこともあるようです。

楽器の年代や、状態によるようです。

修復に古い木材を使用したり、繊細になっていたりするので、それほど値段が高くない新品の楽器よりも、味わい深いオールドの楽器の方が調整や修理に費用がかかりやすくなります。

 

かかる費用もまちまちです。

楽器で気になることを、工房の方と相談してみてくださいね。

状態のいい楽器であれば、しなくていいですよ。

楽譜の購入

譜面台

譜面台

いろいろ練習していくと、楽譜が必要になります。

教本などは、1冊2,000円前後くらいかな、と思いますが、本の厚さや、曲によります。

 

おすすめの教本

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最近は、CDの模範演奏付き、カラオケ演奏ができるような伴奏CDが付いているものもあります。

オーケストラなどでは、コピー譜を使うこともあります。

何をどれくらい弾くかによって楽譜にかかる費用はそれぞれです。

(関連して、「バイオリン曲の楽譜の入手方法」の記事もどうぞ。)

CD

曲をイメージするのに、CDを購入するかもしれませんね。

弾くのも楽しいですが、聞くのも楽しいですね。それに勉強にもなります。

BGMにも使えますよ。

 

クラシックCDについての記事

CDのジャケット買い

 

また、いろんな曲を聴いてみたい人には、月額制で聴き放題になるアップルミュージックなどもおすすめです。

CDをたくさんそろえるよりも、月額料金で聞き放題のほうがお得になることもあります。

まとめ

趣味でバイオリンをするのにかかりそうな、維持費用を挙げてみました。

単純に楽器のメンテナンスだけで考えると、弓の毛替えがほとんどで、5,000円前後くらいです。

ピアノの場合、調律に10,000円くらいするので、バイオリンは意外と維持費用がかからない方ではないかと思っています。

趣味を深めて、いろいろ楽譜やCDなどをそろえたりすると、言うまでもなく、かかる費用は人それぞれです。

趣味の方は、自分のペースで、バイオリンライフをどうぞ楽しんでくださいね!

 

 

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